インド政府、戦略石油備蓄を拡張へ ONGCに16億ドル投資でマンガルールに175万トン新設を要請

インド政府は、国営のOil and Natural Gas Corp(ONGC)に対し、マンガルールで175万トン規模の地下戦略石油備蓄施設の建設と充填に16億ドルを投じるよう求めた。これにより、同国の備蓄能力は約3分の1増えて約700万トン(約5200万バレル)となる見通しだが、カバー日数はなお約9〜10日程度にとどまる。中東の衝突に伴う供給危機と輸入コストの上昇を受けた措置で、近年で最も具体的なSPR拡充策となる。現物需要の見通しや地政学リスクのヘッジ需要を意識させる一方、世界の需給構造を変えるものではなく、突発的な供給途絶を示す動きでもない。