米6月CPIはきょう20時30分発表、相場の変動拡大に警戒
AI マーケットサマリー
6月の米国CPIは本日発表予定で、コンセンサスでは、ガソリン主導のエネルギー価格下落を背景に総合インフレ率は鈍化する見通しである一方、コアCPIは5月の水準近辺で粘着的に推移すると予想されている。FRBのウォラー理事は、インフレ率が目標を大きく上回ったままであれば短期的に利上げがあり得ると示唆しており、今回の発表は金利のリプライシングにとって重要な触媒となる。CPIからPPIおよびPCEの含意へと焦点が移るなか、ドルおよび金利感応度の高い資産ではボラティリティの高まりが見込まれる。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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BlockBeatsによると、米労働省は7月14日、米国の6月CPI(消費者物価指数)を北京時間20時30分に公表する。発表項目は、前年比(季節調整なし、前回4.20%、予想3.80%)、前月比(季節調整済み、前回0.5%、予想0.1%)に加え、6月のコアCPIの前月比(季節調整済み・季節調整なし)など。結果次第では市場のボラティリティが高まる可能性がある。
FRB(米連邦準備制度理事会)のウォラー理事は、今後のデータがインフレ率が2%目標を大きく上回ったままであることを示すなら、FRBは"近い将来"に利上げが必要となり得ると述べた。現在の金融政策は"岐路"にあり、火曜日のCPI報告を含む新たな情報が方向性を決めると指摘。データが不利な方向に振れた場合、FRBはいま"油断"すべき局面ではないとの見方を示した。
ウォール・ストリート・ジャーナルの記者ニック・ティミラオス氏は、エネルギー価格の下落が6月の総合CPIを押し下げるとエコノミストが見込んでいると伝えた。一方、FRBがより重視するのは足元ではコア指標だという。コアCPIは5月の0.21%(前月比)に近い水準が予想され、発表後はPPI(生産者物価指数)と、その動きがPCE(個人消費支出価格指数)に示唆するトレンドへ市場の焦点が移る見通しとした。
InvestingLiveのアナリスト、イーモン・シェリダン氏は、米6月CPIは前月比で0.2%低下する見通しで、パンデミック以降で初のマイナスになる可能性があると指摘。要因は、5月中旬から6月末にかけてガソリン価格が15%下落したことが全てだとした。前年比のインフレ率は5月の4.2%から3.8%へ鈍化する予想。コアCPIは前月比0.2%上昇が見込まれ、コアの前年比は5月の2.9%から2.8%へ小幅に低下すると予測している。