韓国、2026年に「デジタル資産基本法」導入へ

AI マーケットサマリー
韓国は2026年後半にデジタル資産基本法を推進する計画で、発行、取引、カストディ、および監督に関する包括的な制度を整備し、資産連動型トークンとステーブルコイン(ライセンス、準備金、償還)に対してより厳格な規則を設ける。ビットコインから開始する可能性が高い、現物デジタル資産ETFを認めるための資本市場法改正案は、機関投資家のアクセスを拡大し得る。立法スケジュールおよび資本要件の変更の可能性を踏まえると、実行リスクは依然として残る。
影響度
● 中
影響を受ける資産
BTC/USDT+2.53%
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▲ 強気
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韓国の企画財政部は、暗号資産を国家の正式な資産管理制度に組み込む包括法「デジタル資産基本法」を2026年後半に推進する方針を明らかにした。発行、取引、カストディ(保管)、監督までを対象に据える。 同法案は与党・共に民主党が2025年6月に国会へ提出し、2026年4月までに詳細が固まった。企画財政部は2026年7月14日、同年後半の成立を目標に掲げた。 枠組みではデジタル資産を「一般型」と「資産連動型」の2類型に整理。ステーブルコインなど実物価値に連動する資産連動型は規制を強化する。ステーブルコイン発行体には免許基準の充足、十分な準備資産の保有、償還義務の履行が求められ、金融委員会(Financial Services Commission)の監督下に置かれる。一定のデジタル資産発行体に対する最低資本金は5億ウォン(約36万ドル)とされた。 市場制度面では、現物型デジタル資産ETFを認めるため資本市場法の改正を進め、ビットコイン商品の上場を起点とする構え。政府は2027年にトークン化国債の実証を計画しており、中央銀行デジタル通貨(CBDC)施策と連動させつつ、ブロックチェーンの相互運用性も検討する。規制パッケージには、国境をまたぐステーブルコイン決済の枠組みも含まれる。 今回の包括法は与党が主導しており、当局がステーブルコイン管理で直面してきた課題が、制度整備を一段と前に進める要因になった可能性がある。 投資家にとっての焦点は実行段階にある。2026年後半の成立目標はタイトで、立法過程で最低資本金5億ウォンが上振れする余地もある。2027年のトークン化国債はCBDC開発の進捗に左右されるため、スケジュール面の不確実性も残る。