JPモルガン、ビットコイン現物ETFに4億ドル追加投資 保有総額は6.5億ドル規模に
AI マーケットサマリー
JPMorganは、ブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)に対する第2四半期の4億ドルの追加投資を開示し、保有を約1,780万株(約6億5,000万ドル)へと引き上げ、複数四半期にわたる積み増し傾向を継続した。この動きは、現物ビットコインETFの市場構造、流動性、ならびに規制面での基盤に対する機関投資家の安心感が高まっていることを示している。IBITが現在、運用資産残高(AUM)で主要な投資手段となる中、銀行の参加拡大はスプレッドを縮小し、短期的にETF主導のBTCエクスポージャーを深化させ得る。
影響度
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米最大手銀行のJPモルガン・チェースは2026年4'〜6月期(第2四半期)に、ブラックロックの「iShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)」を4億ドル相当買い増した。これにより同行のIBIT保有は1,780万株となり、評価額は約6.5億ドルに達した。
保有拡大のペースは加速している。2025年末時点での保有は約300万株だったが、2026年1'〜3月期(第1四半期)末には約830万株へ急増し、増加率は175%に及んだ。第1四半期はビットコイン価格が22%超下落する局面でもあり、個人投資家がリスク回避に動く中で、同行は大口で押し目買いを進めた格好だ。第2四半期も買い増しを継続し、保有は1,780万株まで積み上がった。
これらの保有状況は、機関投資家の保有銘柄を四半期ごとに開示するSECのフォーム13Fで確認できる。開示からは、JPモルガンが複数四半期にわたり、ビットコインETFへのエクスポージャーを計画的に拡大していることが読み取れる。
業績面でも追い風がある。JPモルガンは2026年第2四半期に純利益212億ドル(1株当たり利益7.70ドル)と過去最高を計上。運用収益は580億ドルに達し、前年同期比27%増となった。
買い付け対象のIBIT自体も急拡大している。2026年8月11日時点で純資産総額は470億ドル超。運用資産規模で現物ビットコインETFの首位に立ち、流動性と市場の厚みが増したことで、JPモルガンのような大型投資家にとって参入しやすい商品になっている。
今回の動きは規制環境の変化とも重なる。規制の明確化が進むにつれ、伝統的金融機関がビットコイン関連商品への資金配分に前向きになる流れが強まっている。JPモルガンの保有拡大は、現物ビットコインETFについて同行のコンプライアンスやリスク管理部門が一定の規制上の安定性を見込んでいることを示す材料として、市場にとっても注目点となる。