参院、改正金商法など成立 暗号資産を"金融商品"に位置付け
AI マーケットサマリー
日本の改正金融商品取引法は、暗号資産を金融商品として再分類し、インサイダー取引規制、より厳格な登録に関する罰則、発行体の開示要件を追加するとともに、規制された暗号資産ETFに向けた道筋を示した。付随する、約20%の申告分離課税(2028年から)への税制変更は、損失繰越の制限付きながら、長期的な投資可能性を改善する。短期的には、準備金とレバレッジに関するルール策定が、小規模な取引所のコンプライアンスコストを押し上げる可能性がある一方で、機関投資家の参加を拡大する可能性がある。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT+3.31%
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▲ 強気
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ChainCatcherがCoinPostの報道として伝えたところによると、日本の参議院は本日、金融商品取引法および資金決済法の改正案を可決・成立させた。改正により、暗号資産は決済手段としての位置付けから、金融商品として整理される。
主な見直し点は以下のとおり。暗号資産交換業者の名称を"暗号資産取引業者"へ変更。無登録での販売に対する罰則は、懲役"3年以下"から"10年以下"へ引き上げ、罰金も"300万円以下"から"1000万円以下"に強化する。暗号資産に関するインサイダー取引規制を初めて導入し、未公表の重要情報に基づく取引を禁止する。特定の暗号資産発行体には年次の定期開示を義務付ける。
税制面では、最大55%の総合課税から分離申告課税(約20%)へ移行し、損失の繰越控除は最長3年を認める。施行は2028年1月1日が見込まれる。
法案は暗号資産ETFの規制枠組みも整備する。日本取引所グループ(Japan Exchange Group)は2027年ごろのETF上場を目指すとしている。
成立後は、政省令や監督指針を通じた具体ルールの策定が焦点となる。準備金要件やデリバティブのレバレッジ上限などが検討対象に挙がる。コンプライアンス対応コストは小規模取引所に重荷となり得る一方、資産運用会社や銀行・保険など金融機関のビジネス機会の拡大が見込まれる。