BNYメロンとギャラクシー、カストディ基盤で機関投資家向け暗号資産ステーキングを提供開始

AI マーケットサマリー
BNYメロンがGalaxyと提携し、同社のデジタル資産カストディ・プラットフォームにステーキングを追加したことで、機関投資家は従来のガバナンスおよびレポーティングの管理を維持したまま、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークに参加する際の運用上の摩擦が低減する。これにより、ステーキングは機関投資家に支えられた利回りおよびセキュリティ機能としてさらに正当化され、主要なPoSエコシステムへの参加が拡大する可能性がある。短期的な市場への影響は、大型のステーキング対象資産、特にETHに最も関連性が高い。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
ETH/USDT+0.48%
AI インサイト · ETH/USDTAI インサイト
▲ 強気
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BNYメロンは、デジタル資産カストディ(保管)プラットフォームに暗号資産のステーキング機能を追加する。ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)との新たな提携を通じ、機関投資家がプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークに参加するための、シンプルかつ機関投資家水準の導線を整える。 火曜日に発表された契約に基づき、ギャラクシーはデザインパートナーとして参画し、ステーキングをBNYメロンの総合的なサービス提供モデルへ統合する。対象となる機関投資家は、既存のバックオフィス機能(カストディ、ファンド会計、税務報告、決済、該当する場合は顧客向けレポーティング)と並行してステーキングを利用できる。これにより、BNYメロンのカストディモデルが持つ運用統制と資産保護を維持したまま、デジタル資産市場に関与しやすくなる。 両社は、カストディとステーキングを単一の統合サービスとして提供する方針だ。BNYメロンがカストディの基盤とガバナンスを担い、ギャラクシーがPoSネットワークに関する運用ノウハウを提供する。機関投資家が慣れ親しんだカストディのワークフローを通じて、安全でシームレスなステーキング体験を実現する狙い。 BNYメロンの最高プロダクト・イノベーション責任者(Chief Product and Innovation Officer)のキャロリン・ワインバーグ氏は、「デジタル資産が進化する中、顧客は単なる保管にとどまらず、機関投資家水準のモデルで提供される、より幅広い機能を求めている」とコメント。ギャラクシーをBNYメロンのデジタル資産カストディの「初期の顧客(an early client)」と位置付け、今回の提携はガバナンス、統制、レジリエンスを維持しながらデジタル資産機能を拡充する戦略の一環だと述べた。 ギャラクシーのデジタル資産部門グローバル共同責任者(Global Co-Head of Digital Assets)スティーブ・カーツ氏は、今回の取り組みを「プログラマブルな金融レール」への移行という大きな流れの一部と説明。「ギャラクシーはステーキングを含む機関投資家水準のインフラを長年構築してきた。BNYとの協業により、その成果を世界最大級の機関が信頼できる枠組みに持ち込める」と語った。 ステーキングは、トークンをロックしてPoSブロックチェーンの取引検証とネットワークの安全性に寄与し、見返りとして報酬を得る仕組みで、利回りは一般に年率換算(annualized percentage yield)で示される。 BNYメロンがカストディ提供の枠内にステーキングを組み込むことで、伝統的な銀行の同業他社に先行する動きとなり、暗号資産インフラにおける機関向け主要プレイヤーとしての存在感を強める。