ブラックロック、ステーブルコイン発行体・機関投資家向けにトークン化ファンド2本を投入

AI マーケットサマリー
ブラックロックは、ステーブルコイン発行体と機関投資家を対象とした2つのトークン化ファンド持分をローンチした。BRSRV(マルチチェーン)とBSTBL(イーサリアム専用)で、BUIDLと並行してオンチェーンの現金/Tビル商品スイートを拡充する。今回の動きは、短期米国債とレポに連動した機関投資家グレードの利回りと流動性のレールを強化し、GENIUS法の1:1準備金要件の期待に整合する。これにより、RWAトークン化の勢いが強まり、BSTBLについては増分の活動がイーサリアムに集中する。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
ETH/USDT+1.32%
AI インサイト · ETH/USDTAI インサイト
▲ 強気
今すぐ取引
⚠️ AI によって生成されたインサイトはニュースコンテンツに基づくものであり、情報提供のみを目的としています。投資助言を構成するものではなく、BingX の見解を示すものでもありません。投資にはリスクが伴います。責任ある取引を心がけてください。
世界最大の資産運用会社ブラックロック(2026年7月15日時点の運用資産残高〈AUM〉は15.34兆ドル)は、ステーブルコイン発行体および機関投資家の資産運用をオンチェーン化するため、トークン化したファンド持分を2本新たに提供開始した。両ファンドは2026年5月8日に米証券取引委員会(SEC)へ届け出が行われていた。 1本目は「BlackRock Daily Reinvestment Stablecoin Reserve Vehicle(BRSRV)」。マルチチェーンで展開するトークン化マネー・マーケット・ファンド(tMMF)で、ステーブルコイン発行体やデジタルネイティブな機関が保有資産から利回りを得られる設計とした。主な投資対象は現金、短期米国債、オーバーナイトのレポ取引で、配当は日次で再投資される。提供は、実世界資産(RWA)のトークン化で知られるSecuritizeと連携する。 2本目は「BlackRock Select Treasury Based Liquidity Fund(BSTBL)」。こちらはEthereum上でのみ運用される。既存の機関投資家向けファンドのうち、約61億ドル規模の資産をデジタル資産エコシステムへ移行する位置づけだ。投資対象はBRSRVと同様に、高い流動性と超低リスクを重視した資産となる一方、トークン化の提供者はBNY Mellonが担う。 両ファンドは、ステーブルコイン発行体に対し、優良で低リスクの準備資産による1:1の裏付けを求める「GENIUS Act」の要請に沿う内容となっている。ブラックロックはすでにマルチチェーンの主力商品「BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(BUIDL)」を展開しており、今回の2本追加でトークン化ファンドは計3本に拡大した。 業績面では、ブラックロックが2週間あまり前に公表した決算で、売上高が前年同期比31%増となった。AUMも過去最高水準に達しており、市場での優位性と顧客需要が追い風になっている。トークン化ファンド市場で大きなシェアを持つ一方、近接する競合にはOndo FinanceやFranklin Templetonが挙げられる。 RWA市場全体でもトークン化の拡大が続く。rwa.xyzによると、トークン化RWAの市場規模は年初の254億ドルから372.9億ドルへ拡大した。