BitMine、ETH保有比率"5%上限"到達で追加購入を停止へ

AI マーケットサマリー
ETHの主要保有者であるBitMineは、流通供給量の5%という上限に達した時点でイーサリアムの追加購入を停止し、15カ月にわたる積み増しプログラムを終了する。価格に左右されない買いから、ステーキングを通じた収益化へと移行することで、限界需要の大きな供給源が取り除かれ、ETHが約5%下落し、大規模なロング清算が発生した局面と重なった。短期的な焦点は企業による購入フローではなく、プロトコルの材料(Glamsterdam、Hoodiテストネット)へと移る。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
ETH/USDT-5.85%
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▼ 弱気
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CoinDeskによると、トム・リー氏率いるBitMineは、イーサリアム(ETH)の保有比率が総供給量の5%に達するのを機に、追加購入を停止する方針だ。BitMine Immersion Technologiesは、ETH保有を総ETH供給の5%までに制限する"ハードキャップ"を設定しており、Token2049で同社CEOのトム・リー氏が"これはハードキャップだ。当社の累積ポジションは5%を超えない"と明言した。 同社の保有量は現在6,016,414ETHで、流通供給量1億2,210万ETHの約4.9%に相当する。5%到達には追加で88,586ETHが必要で、現行価格ベースで約2億4,000万ドル規模となる。BitMineの企業保有資産は約174億ドル。内訳にはETH準備金のほか、現金6億4,300万ドル、Beast IndustriesおよびEightco Holdingsへの持分が含まれる。 追加購入を打ち切る判断は、15カ月にわたる"Alchemy of 5%"(5%の錬金術)と呼ぶ蓄積プログラムの一区切りを意味する。会長のトム・リー氏は、同社が市場の下押し圧力が強い局面で買い進めてきたと説明し、"買い付けはすべて弱気相場で行った。私たちが買っていたことで、ETHの下値を支えた。だが、25倍の上昇の前に、これ以上ポジションを積み増すことはない"と述べた。 買い増しフェーズの終了後、同社は保有ETHからの収益創出に軸足を移す。BitMineは購入からステーキングへ戦略を転換し、保有分の約84%に当たる5,067,309ETHをステーク済み。Made in America Validator Network(MAVAN)を通じ、直近7日間の年率換算利回りは2.63%としている。現行保有量を前提に、年間のステーキング収入は約3億6,300万ドルを見込む。新戦略により、ETH保有拡大のための継続的な資金調達や株式発行の必要性も低下する。 発表後、ETHは5%下落し、2,585.94ドルまで値を下げた。急速な買い需要の後退観測が重なり、市場の圧力が強まった格好だ。この下落に伴い、ETHの清算は2億1,656万ドル発生し、その97%はロングポジションだった。 次の主要な材料として、レポートはEthereumのGlamsterdamアップグレードと、Hoodiテストネットの進展を挙げた。なお、原記事には、見解は執筆時点の市場環境に関する著者の意見に限られ、投資判断は各自で調査のうえ行うべきだとする免責事項が付されている。