AMD株、決算後に時間外で7%超下落 設備投資が8億ドル超に急拡大
AI マーケットサマリー
AMDは第2四半期の売上高が過去最高となり、データセンターの成長も力強かったが、設備投資が急増しフリーキャッシュフローが前四半期比で減少したことを受け、時間外取引で株価は下落した。これは、AIインフラ支出の加速に伴うキャッシュ転換に関する短期的な懸念を高めた。第3四半期の売上高見通しと売上総利益率の見通しは堅調で、Helios/MI450の展開に関する提携は需要の勢いを示唆したものの、市場の反応は投資強度の上昇に対する感応度の高さを浮き彫りにした。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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▼ 弱気
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米半導体大手AMDの株価は1日、決算発表後の時間外取引で7%超下落した。第2四半期(4〜6月)は売上高が過去最高を更新した一方、設備投資(キャペックス)が前四半期から大きく膨らんだ。
同社が四半期中に不動産・設備に投じた資金は8億0800万ドルで、第1四半期の3億8900万ドル、前年同期の2億8200万ドルから急増。2026年上期(1〜6月)の設備投資は累計12億ドルとなり、前年同期の4億9400万ドルを大きく上回った。フリーキャッシュフローは15億6000万ドルと、第1四半期の25億7000万ドルから減少したものの、前年同期の11億8000万ドルは上回った。継続事業の営業キャッシュフローは23億7000万ドルで、前四半期の29億6000万ドルから減少、前年同期の14億6000万ドルからは増加した。
第2四半期の売上高は115億4000万ドル(前年同期比50%増、前四半期比13%増)と過去最高。調整後EPSは1.66ドルで、前年同期の0.48ドルから大幅に改善した。調整後純利益は27億6000万ドル(253%増)、調整後営業利益は30億9000万ドル(前年同期8億9700万ドル)に拡大。GAAPベースでは純利益23億ドル、希薄化後EPS1.38ドルとなり、前年同期の純利益8億7200万ドル(EPS0.54ドル)から増益となった。
データセンター売上高は67億2000万ドルと前年同期の32億4000万ドルから倍増超。AMD EPYCプロセッサーとInstinctアクセラレーターへの需要が追い風となった。同セグメントは四半期売上高の58%を占め、営業利益は21億ドル。クライアント・ゲーミング売上高は6%増の38億4000万ドルで、内訳はクライアントが23%増の30億6000万ドル、ゲーミングはセミカスタム売上の減少を受け31%減の7億7900万ドルだった。組み込み(Embedded)は19%増の9億7700万ドル、営業利益は3億8600万ドル。
四半期末の現金・現金同等物および短期投資は131億1000万ドルで、第1四半期末の123億5000万ドルから増加。総負債は32億3000万ドルでほぼ横ばいだった。
第3四半期の売上高見通しは約130億ドル(±3億ドル)。中央値は前年同期比約41%増、前四半期比13%増に相当する。調整後粗利益率はおおむね56%を見込む。
リサ・スーCEOは、下期にかけてEPYCの需要増と、InstinctアクセラレーターおよびHeliosラック・スケール・プラットフォームの展開拡大を背景にデータセンター売上の加速を見込むと述べた。AMDによれば、HeliosシステムはAnthropic、Meta、Microsoft、OpenAI、OracleなどAI顧客で導入が進んでいる。さらに同社はAnthropicと、HeliosラックでMI450シリーズ・アクセラレーターを最大2ギガワット分展開する契約で合意した。